情報のアップデート
2023年もあと3週間ちょっと。
毎年思いますが、1年はあっという間ですね。
充実しててあっという間に感じるのか、
何となく日々過し、気付いたら、、、。
などなどあるかと思いますが、
あなたはどうでしょうか?
さて、つい最近
『大河への道』という映画をNetflixで見ました。
千葉県香取市で働く市の職員が、
千葉県知事の指示で、香取市の偉人である
『伊能忠敬』を題材にした大河ドラマを作る
というプロジェクトを任されることになって、、、。
ざっくり言うとそんな話なのです。
ちなみに映画の感想を述べるわけではありません(汗)
伊能忠敬と言えば、日本史の教科書にも出てくる人物で、
大日本沿海輿地全図という全国地図を作った人だとされています。
しかもその地図は、技術が進歩し、
衛星から撮影した日本の形とほぼ同じ状態で、
北海道の位置に若干のずれはあったようですが、
我々が知っている日本の形を
今から200年も前に、作ったとされています。
ちなみに誤差率は0.2%だとか。
凄すぎる!
ドローンや衛星などもない時代に。
物凄い偉業ですよね。
ちなみに当時、
日本を植民地にしようとやってきたイギリス軍が、
この地図を見て、
余りにも地図の技術が優れていたことに驚愕し、
植民地化を諦めたということもあるそうです。
今回のテーマは情報のアップデート。
なのでここから本題です(^^♪
伊能忠敬=日本全国地図を作った人
として日本史で習いましたが、
実は完成する3年前に亡くなってしまいます。
享年73歳。
そう、完成させたのは彼の部下などの関係者。
歴史の教科書にも出てくることがない
名もなき人物たちなんです。
※名前はあったのですが、誰に知られるわけでもない、
という意味です(汗)
1818年に伊能忠敬は亡くなって
1821年に地図が完成。
伊能忠敬の意思を継いだメンバーが
完成させたのです。
そのことについて
少なくても僕は習ったことがありません。
伊能忠敬という有名人ばかりが注目されがちですが、
大勢の部下たちや関係者が彼を支え、
地図を完成させたという事実は、
僕個人的には知るべきことだと感じています。
過去に学んだことであっても
例えば日本史なんかは、新たな研究結果が出たりして、
僕らが習ったことと変わっているものもあります。
例えば有名なところでは、
僕らのころは、鎌倉幕府言えば
いい国つくろう、鎌倉幕府。
そう1192年で習いましたが、
今では「いい箱作ろう、鎌倉幕府」
で1185年に変わっているそうです。
専門家ではないので、詳しくは分かりませんが、
1192年は源頼朝が征夷大将軍に任命された年。
征夷大将軍はその後。
足利尊氏が任命され、室町幕府を
徳川家康が任命されて、江戸幕府を
作っていったとされていますが、
あくまでも
征夷大将軍という役職になったということだけのようです。
会社で言えば「事業部長になったよ」みたいなものです。
ではなぜ1185年なのか?
平家との争いを制した源頼朝ですが、
時の権力者、後白河法皇に煙たがられます。
後白河法皇は頼朝の弟である
源義経に頼朝の討伐を命じます。
結果はご存じの通り、源頼朝がその戦いを制します。
そして黒幕である後白河法皇に、頼朝は守護・地頭の設置を迫ります。
全国に守護という役職にした頼朝の部下を派遣し、
また地頭という役職に任命した部下も送り込みます。
守護は警察、地頭は税務署みたいなものだそうです。
これらを全国に設置していったのが1185年。
実質的に源頼朝が実権を握ったとされているのが1185年。
ということで「いい箱作ろう鎌倉幕府」に変わったそうです。
なるほど、という感じですね。
伊能忠敬の方に若干話を戻させて頂きます(汗)
名もなきメンバーが全国地図を完成させたという部分。
僕個人的にはここが一番重要だと思います。
地図を完成させることは
時の将軍の命令であったとされています。
そのため莫大は予算が投入されていたそうです。
莫大な予算が投入されていながら、
未完成のまま、伊能忠敬が亡くなってしまった。
莫大な予算を使って、地図作りをしていることを
快く思っていない役人も多かったそうです。
伊能忠敬の死をその反対派に知られたら
間違いなく大事なり、
最悪の場合、地図製作の事業まで中止になり、
莫大な予算を食いつぶしたとして
罪に問われる可能性がある、、、。
何よりも伊能忠敬がそれまで積上げてきた
数々のデータが無駄になってしまう。
そんな部下や関係者が、
伊能忠敬の死を伏せ、
地図の制作を継続させたからこそ、
あの地図が完成したのです。
そう名もなき人々の
想像できない位の苦労の末に、
大日本沿海輿地全図は完成したんです。
もちろん、伊能忠敬が存命の間に
完成していたとしても
彼1人で出来たものではありません。
名もなき数多くのメンバーの協力があったからこそです。
会社を評価する尺度として、売上・利益がありますが、
その売上や利益をもたらしてくれるのは誰でしょうか?
お客様が商品やサービスの対価として
お金を払っていただけるから売上になり、
社員は給与をもらえます。
それではお客様に提供させて頂く、
商品やサービスは誰が提供しているのでしょうか?
例えば弊社であれば、
・お客様との出会いをもたらしてくれる営業スタッフ
・お客様からのご依頼に対応する業務スタッフ
・お金の管理を担当している経理スタッフ
・リーガルチェックや従業員に安心して働いてもらえる
環境を作っている総務スタッフ
・システムの面から従業員を支える
システム担当のスタッフ
そして何よりも
お客様からお預かりしたお荷物を
納品先様までお届けする配送ドライバー。
売上・利益という数字の向こう側には
多くの仲間たちが関わっていて、
その仲間たちがいるからこそ、
会社が存続できているという事実も
絶対に忘れてはいけませんね。
鎌倉幕府の話で脱線してしまいましたが、
『大河への道』を見て
ともに働く仲間の重要性に気付くことが出来ました。
そしてかつて学んだことや得た知識について、
そのアップデートが必要だという事に気付くことが出来ました。
常に学び続けたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。