『人は聞き方が9割』-③
こんにちは。
前回は、5/7に配信させていただき、
その際は、娘の誕生日!と触れましたが、
来週は妻の誕生日です。
車の税金やら、固定資産税やら
娘の学費の引き落としやら、、、
地獄です、、、。
絶望ライン工というYouTuberさんの言葉をパクりました。
さて
『人は聞き方が9割』という書籍の内容紹介を
前回・前々回としてまいりました。
今回で3回目。。。今回でフィニッシュする予定です。。。
ざっくりおさらいをすると
コミュニケーションで重要なのは、
上手く話をすることではなく、
相手の話を聞く力が重要であるということで、
それを証明する実験を紹介しました。
その上で、話の聞き方は
抑えておくべき基本項目と
やってはいけないことがあって、
基本項目5つのうち、3つの紹介までさせていただきました。
それでは続きです。
続きはこちら
④笑い
笑わせるのではなく、一緒に笑う
これが重要。少しオーバーなくらいがいいそうです。
最高の肯定は、笑うこと
➀の表情のところでも触れましたが、
笑顔は相手に安心感を与えることが出来て、
相手の不安を払拭する効果があります。
紹介した実験でも笑顔+うなずきによって、
聞き手・話し手の双方にプラスの効果が出ることも分かりました。
もちろんただ笑えばいいのではなく、
話の内容に合わせた表情をすることをお忘れなく(^^♪
⑤感賛
これは著者の造語で
感嘆と称賛を合わせたものです。
感嘆=「おー!」「えー!」など
称賛=「すごいですね!」「さすがですね!」など
感嘆と称賛。どちらが大事だと思いますか?
答えは感嘆です。
例えばAさんとBさんの会話で
A「私、漢字検定1級取ったんです」
B「すごいですね」
と
A「私、漢字検定1級取ったんですよ」
B「えー!本当ですか?難しいって聞きますけど、すごいですね」
どちらかがAさんに取って嬉しい反応でしょうか?
恐らく大半の方は後者ではないでしょうか。
まずは感嘆、そして称賛。
この順番が効果的です!
そして次は、相手の話を聞く上での禁止事項4つです。
➀否定する
②コントロールする
③解決する
④マウンティングする
この4つ。
1つずつ見てみます。
➀否定する
否定は最悪の攻撃だと言われています。
なので、まずは「いいね!」と返すと効果的。
例えばAさんとBさんの会話
A「私、ラーメンが大好きなんですよ」
B「え?あんなハイカロリーなやつが?うどんの方がよくない?」
と
A「私、ラーメンが大好きなんですよ」
B「ラーメンですか~。いいですね。美味しいですよね~」
どちらがいいでしょうか???
恐らく後者ではないでしょうか?
重要なのは自分の意見とは違ってもまずはいいね。
例えば
A「私、ラーメン好きなんですよ」
B「ラーメン、いいですね!でも食べ過ぎには注意しないとですね」
のようにするといいのだそうです。
②コントロールする
これには急かす・止める・話題を変えるの3つがあります。
・急かす
「それで?」を連呼する。「でどうなった?」と結論をすぐ求める。
➡相手のペースを乱す。この人、ちゃんと聞いていないと思ってしまう。
※ビジネスシーンなどでは結論を先に行った方がいいケースもありますが、
仲良くなりたい人などをこの場合は想定。
・止める
「ちょっと待って、〇〇じゃないの?」「え?それ違うんじゃないの?」
否定して止めて、最悪の場合、自分の意見を入れてしまう。。。
・話題を変える
A「この前いったラーメン屋さん美味しかったわ」
B「ラーメン?、、、。で今からどこ行く?」
この場合、BさんはAさんの話をスルーして、
自分が話したいことに持っていこうとしています。
これもOUTです。
③解決する
相談をされた場合、「こうしたら?」と答えを提示してしまう。
これもOUTです。
人は自分が見つけた答えにしか納得しない
からです。
なので、「あなたはどうなったら嬉しいの?」
と聞いてあげるといいのだとか。
だいたいの人が、自分なりの考え・答えを持っているから
それを引き出してあげることが重要(^^♪
④マウンティングする
端的に言えば、聞きなれない用語を使用すること。
業界用語がそれにあたります。
その業界にいれば当たり前の言葉でも、
そうでない人には全く知らないワードのこともある。
小学5年生でも分かるように
と言われることもありますが、
とにかく分かりやすくすることが重要です。
分からないワードが出てくると
話を聞きたくなくなります。
聞き方よりも話し方に近いかもですが
とても重要なことですね。
あえて難しい言葉を使う人のことを
「頭の悪い人」と認識する傾向が人間にはあるようです。
そう思われてしまったら、コミュニケーションどころではないのかもですね。
そして最後に、
「人は感情の生き物」であることを認識しなければいけないと。
その感情に寄り添う方法として4つ挙げられています。
➀内容より感情
話し手の話の内容よりも、その時の感情を理解する。
例えば、AとBのカップルがいたとします。
A「今日、財布をおとしたんだ。。。」
B「・・・(スマホを見てる)」
A「ねぇ、聞いてる?」
B「聞いてるよ。財布を落としたんだろ?」
A「もう、そうじゃなくて・・・」
後者は
A「今日、財布をおとしたんだ。。。」
B「え?あの気に入ってた財布?マジで??ショックやな・・・」
A「そうなの。めっちゃ気に入ってたのに。。。」
どうでしょうか。
Aさんが財布を落としてしまった
という話ではありますが、
だいぶ会話に雰囲気が違いますよね。
後者の方であればひょっとしたら
B「残念やけど。。。また新しい財布一緒に見に行こうよ」
A「そうだね」
のように次につながる話もでそうな雰囲気です。
財布を落としたことよりも、その時の悲しい気持ちに
Aさんは寄り添って欲しかったのでしょう。
内容よりも感情ですね。
②メモの力
メモを取りながら話を聞く。
特に現役時代に成功を収めた人や
苦労して今の地位を確立した人
などはメモをしながら話を聞く人に
好印象を持つと言われています。
実際の例なんかも書籍で紹介されているので
ご興味がおありの方はチェックしてみてくださいね。
③全員には使わない
この聞く力は誰にでも使うわけではなく、
自分にとっての大切な人に使う。
逆に聞く力を使わないこと、
つまりこれまで触れた内容と真逆の対応をすれば
間違えなく嫌われます。
だから仲良くしたくない人がもしもいるのであれば
それはそれで効果的なのかもしれません。
④1人でもいれば
人は誰しも孤独だそうです。
話を聞いてくれる人が1人でもいれば
起きなかった犯罪もある。
そう言った警察官がいるそうです。
そういう意味でも聞く力は重要です。
そして何よりも重要なのは
「聞く力はテクニックではなく、メンタルである」
ということ。
あなた(相手)の話を聞きたいという思いが、
あらゆるテクニックを凌駕する
と著者は言っています。
聞く力は、人気者にもなるし、
誰かを救世主にすることもできる。
ものすごい力だったんですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。