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シェイクスピア、ヴェニスの商人

シェイクスピア。

世界的に知られる劇作家の一人です。

彼の代表作は、4大悲劇と言われる
『ハムレット』『オセロー』
『リア王』『マクベス』
です。

『リア王』『マクベス』は僕も読んだことがあり、
特に『マクベス』お気に入りの本の一つです。

彼の作品では
『ロミオとジュリエット』も有名ですが、
4大悲劇には入っていないんですね。。。

悲劇だけでなく、喜劇の作品も残しており、
4大喜劇としては、
『真夏の夜の夢』『ヴェニスの商人』
『空騒ぎ』『十二夜』
が有名だそうです。

僕はこのメルマガのタイトルにある
『ヴェニスの商人』しか読んだことがないのですが、

非常に深い話だと思っていて、一押しの作品です。

シェイクスピア自体はイギリス生まれで、
イギリスでこの作品を作ったそうですが、
この作品の舞台は、中世のイタリアのヴェネチアです。
※キリスト教の価値観で物語は描かれています。

登場人物は
・主人公のアントーニオ(貿易商で成功している)
・バサーニオ(アントーニオの親友)
・シャイロック(ユダヤ人の高利貸し)
・ポーシャ(莫大な遺産を手にした美しい女性)
がメインなところ。

面白いシーンはたくさんあるのですが、
まずびっくりするのが、

冒頭のシーンで
主人公であるアントーニオが
街中でシャイロックに

突き倒して
「犬畜生」呼ばわりして、
唾を吐きかける。

こんなシーンが描かれます。

主人公の所業とは思えないです。。。

この頃のユダヤ人(ユダヤ教徒)は
キリスト教の人たちから迫害・差別を受けていました。

キリスト教では
人にお金を貸しても利息を取ってはいけない
という教えがあるようで

高利貸しをしているユダヤ人のシャイロックは、
キリスト教からすると”悪”だったのでしょう。

迫害・差別をされていたユダヤ人は
つける職業も制限され、大変だったそうです。

勉強して金融という仕事に可能性を見出し、
それを生業にしたという経緯があるので、

今の僕たちの感覚からすると
ユダヤ人=先見の明がある成功者ですが、
当時はそうではなかったんですね。

この作品の解説を細かくしてしまうと
文字数も膨大になるので、
ギュッとさせて頂きますね!

では早速、

バサーニオは浪費に浪費を重ね、
お金が無くなってしまった。

そんな時、ポーシャという
若くて美しい女性(過去に面識あり)が
莫大な遺産を相続した

という噂を聞きつけます。

ポーシャと結婚出来れば、
遺産が手に入り、それどころか
お金持ちになれる。

だから結婚しようと思う。

ただそのためには、
ポーシャのもとまで行く旅費や
身なりも整えるために
お金が必要だから貸して欲しい
※7000万円くらい。

とアントーニオにお願いする。

が、アントーニオの全財産は
現在、航海に出ている船の上にある。
船が戻るまで3か月くらいある。

保証人になってあげるから
だれかに借りればいい。

となる。。。

いやいや、話に乗るんかい!!!
ってなりますよね??

お金がない
→お金持ちの女性がいる→その人と結婚する
→自分もお金持ちになる→だからお金を貸して!!
って、意味不明です。。。

結局、シャイロックから約7000万円借りることに。

しかもその際、
「私が彼の保証人なる。だからカネを借りてやる!」
というアントーニオの態度。。。

7000万円は大金ですが、
シャイロックは
「期限までに返せなければ、アントーニオの体の肉を
1ポンドいただく」
と言ってお金を貸します。

返せなかったら心臓を切り取って頂くぞ
→アントーニオ、お前の命を頂くぞ!
という意味が込められていました。

というところからドンドン話が進みます。
ネタばれですが
結局、最後はどうなったのか?

アントーニオは1ポンドも失わずに、
バサーニオはポーシャと結ばれ、お金持ちになり、
シャイロックは全財産を失い、
キリスト教に改宗させられる。

という話。
はしょり過ぎて申し訳ありません<(_ _)>

当時のイギリスの人たちにとっては、
憎きユダヤ人をコテンパンにしてやった!
ということで
皆、心がすっきりした!!

というような感想を持ったそうです。

前述しましたが、
シェイクスピアの代表作(4大喜劇)です。

でも別の視点で見ると
ユダヤ人にとっての悲劇の作品でもあります。

作中、
「ユダヤ人は人間じゃないのか?
お前たちと同じように、痛かったり、辛かったり、悲しかったり、
うれしかったり、感情があんだよ!!
俺らユダヤ人は人間じゃないのか!!!」
というようなニュアンスのシャイロックの叫びがあります。

僕はこの部分にはっとさせられました。

僕たちが普段、
当たり前のようにやっていること
当たり前にように使っている言葉
がひょっとしたら

誰かにとっては
傷ついてしまう事なのかもしれません。

自分だけ、自分の会社のメガネだけで
物事を見る危険性を気付かせてくれる
そんな作品だと思いました。

作品名は聞いたことがあるけど、
「どんな話やった?」
と思うかも作品の第1弾として
『ヴェニスの商人』の紹介でした。

青葉個人的におすすめの作品です!!

興味がおありでしたら
是非、読んでいただければと思います。

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