反省…こんな人を知らなかった
知らなかった超人との出会い
先日、YouTubeで安野さんという方が
登場している対談動画を見ました。
東京都知事選に出ていたなぁ、
参議院選挙に当選したらしい、
「チームみらい」という党の代表だとか。
正直、それくらいの情報しか持たず、
テクノロジーでどうとか言っていたような、
そんな程度の認識しかありませんでした。
ところが動画を見て、
印象は一気に覆されました。
小学生から続く挑戦
安野さんは小学生の頃から
プログラミング的なことを始め、
開成中学・高校を経て東大工学部へ。
学生時代には学内コミュニティ向けの
SNSを開発するなど、すでに
世の中にインパクトを与えるような
活動をしていました。
卒業後はAIなどを活用した
テック系の会社を作りたいと考え、
そのための準備として
まずはコンサルティング会社に入社。
「課題を知らなければ意味がない」
彼が語っていたのは、
「いくら技術があっても、
会社の課題を知らなければ
本当に役に立つものは作れない」
ということ。
だからこそ、多様な業界や企業の
現実を知るためにコンサルを選んだ。
世間では「どんな会社でも最低3年」
と言われますが、安野さんは
「人の倍働けば3年を半分でできる」と考え、
1日16時間働き詰めたそうです。
その結果、わずか1年半で退職し、
起業の道へ進みます。
1年で売上10億円
最初に立ち上げたのは
チャットボットの会社。
この事業はわずか1年で
売上10億円を達成するという快挙。
その後は仲間に会社を任せ、
次に挑んだのはAIと法務の掛け算。
契約書チェックをAIが行うことで、
弁護士がこれまで多くの時間を割いてきた業務を効率化。
弁護士はより本質的な顧客開拓や
クロスセルに時間を割けるようになり、
弁護士に依頼していた会社にとっては、
弁護士に頼る場面が減ることで
コストの圧縮にもつながった。
結果、この会社も大きな成功を収めました。
小説家、そして芸術へ
しかし安野さんはそこで満足せず、
再び仲間に事業を任せて今度は小説へ。
なぜ小説?というところですが、
安野さんは未来予測をして、そこに向かうまでの課題や
解決策を考えるのが癖づいているとのことで、
自分に見ている未来の課題を
文章化したら小説になった、
ということのようです。。。
結果は、、、
賞を受賞し作家としても成功。
さらに芸術の最高峰と言われる
ロイヤル・カレッジ・オブ・アートに進学。
それまでアート経験はなく
苦労もあったようですが、
在学中にMidJourneyやStable Diffusionといった
生成AIの進化があり、それらをフルに活用することで、
「生成時計」という作品を生み出しました。
これは、一分ごとに風景画が変化し、
二度と同じ景色は現れないというもの。
時計なので針はしっかりと動き続けながら、
「今と同じ時間は二度と訪れない」ことを
表現した作品でした。
この挑戦には、
アートに疎い私でも強い衝撃を受けました。
ちなみに私は、
プロンプトを入れると画像を生成してくれんだぁ
まぁ時間のある時に、何か画像を作ってみようかな。
で止まっておりました。
THE 凡人です(>_<)
常に課題を解決し続ける人
安野さんの生き方を貫くのは、
「課題を見つけたら解決せずにはいられない」
という姿勢です。
起業、小説、芸術、そして政治。
分野は違えど、その根底にあるのは
常に「課題をどう解決するか」。
エリートコースを歩みながらも、
自分が直面した課題を解くために
人生を投じてきたという印象でした。
政治と金の問題に挑む
そして今、安野さんが挑んでいるのは政治。
特に「政治と金」の問題です。
政治の闇?と言われる裏金問題など、
長年解決できていない課題に対して、
テクノロジーを持ち込んで挑もうとしている。
議員になると、個人にも政党にも
「政党交付金」が支給される仕組みで、
チーム未来の場合は議席1つでも
年間1億5000万円が支給されるそうです。
普通なら次の選挙資金に回すものを、
彼はエンジニアを雇い、
政治資金を透明化するシステム開発に
充てているのだとか。
ここにもまた、
「課題を解決するために技術を使う」
という一貫した姿勢が表れていました。
私の受けた印象
対談を見て感じたのは、
安野さんには私利私欲がなく、
常にブレない倫理観で動いているということ。
世の中には一分野で天才と呼ばれる人はいます。
しかし彼は、
起業で成功、小説で受賞、芸術でも成果。
さらに政治においても挑戦を続けている。
もしこの分野でも結果を出すなら、
人類史に名を残すような
類まれな存在になるのではないか。
そんな人物を私は全く知らなかった。
正直、反省させられました。
まとめ
今回の動画を通じて感じたのは、
「課題を解決する姿勢」こそが
人を突き動かす原動力だということ。
そしてそれを支えるのは
揺るぎない倫理観であり、
自分の欲ではなく人のため、社会のために
動けるかどうかだと。
私もまた、自分の仕事や日常で
課題を見つけたとき、
逃げずに取り組んでいこう。
そんな思いを強くしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。