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『嫌われる勇気-3』 

こんにちは。

ここ最近のメルマガ(ブログ)は

『嫌われる勇気』を連続でお送りしています。

 

本来であれば前回で終える予定でしたが、

思ったより長文になってしまったので、

今回で3回目になり、今回で『嫌われる勇気』は完結です。

 

『嫌われる勇気』は大きく3ブロック(3ステップ)になっていて、

前回では2つ目のブロック「世界はシンプル」について

触れさせていただきました。

 

今回は最後のブロックとなります。

 

最後のブロックは、

③誰もが幸福になれる

です。

 

幸福とは、共同体感覚を持つこと

であるとアドラーは言います。

 

分かりやすく言うと

「幸福とは、仲間に貢献できているという感覚」

です。

 

その上での禁止事項は、”競争”すること。

 

競争することで、

仲間ではなく、敵になってしまうから。

 

勝たなければいけない!

そんなことは思わなくていいのだと。

 

そして、共同体感覚に辿り着くための3ステップ、

 

1つ目は、自己受容

自己肯定ではない。

 

自己肯定は、

例えば目標の半分しか達成できていないにも関らず、

 

自分は出来ている!

と無理やり思い込むこと。

 

自己受容は、

例えば、半分しかできていない自分を受け入れて、

「これから頑張っていこう」と思うこと。

 

自己受容に重要なのは

”存在レベル”という考え方。

 

これの反対にあるのが、”行為レベル”

 

行為レベルは

・この中で1番にならないと認められない

・仕事して家族を養わないといけない

 

つまり、行為・行動でしか

人は自分を見てくれていないという感覚。

 

存在レベルは、

・自分がここにいるだけでみんなは喜んでくれる。

・自分がいるだけで、家族はうれしい

 

と思ってくれているだろうという感覚。

 

まずは、存在レベルで自己受容をすること

これが重要なんだと。

 

2つ目は、他社信頼

信用ではないということが重要です。

信用は、他者を条件付きで信じること。

 

分かりやすいのが住宅ローンなどの審査です。

 

どんな仕事をしているか・収入はいくらか

などの色んな項目をクリアして

はじめて審査が通る。

条件をクリアして、はじめて信じてもらえること。

 

信頼は、他者を無条件で信じること。

 

無条件で信じると

「裏切られたらどうするんだ!!」

と思う方もいるかもしれません。

 

②でも触れましたが、

「信じた人が裏切るかもしれない、裏切った」

という事は自分の課題ではないんです。

 

なぜなら信じた相手のことを

自分でコントロールが出来ないから。

 

逆に自分が相手を信じていない場合、

相手はそのことを必ず察知するため、

相手も自分のことを信じてくれません。

 

まずは無条件に相手を信じてみよう!と。

 

3つ目は、他者貢献

1・2とクリアしてくれば

あとは他者に貢献することを考えられるようになる。

そして、

 

他者に貢献することが、幸福ということで

それ以外に幸福はないとも言っています。

 

先の事ばかり考えるのはなく、

その時その時に、ちゃんと他者貢献が出来ているか

 

つまり”今に集中する”

今に集中出来ていれば、幸福なのだと。

 

今に集中する

というと至って普通のアンサーに聞こえますが、

 

「普通こそが幸福」であり、

「普通である勇気」を持てるかどうかで、

幸福になれるかどうかが決まるのだと。

 

『嫌われる勇気 アドラーの教え』

なんていうと難しそうな感じがしますが、

言っていることは至ってシンプルでした。

 

過去の出来事や経験を言い訳の材料にせず、

自分は変われるという勇気を持って、

 

自分でコントロールできないことに

時間や労力を割かずに、

とにかく家族・友人・職場の人たちに

感謝の念を持ち、感謝を伝え、

 

今の自分を受け入れ、人を信頼し、

仲間のために貢献できていると思うことが出来れば

人は幸福になれるのだと。

 

まとめてしまうと普通の事かもしてないけども、

それこそが幸福なのだと。

 

『嫌われる勇気』というタイトルからは

想像できなかったかもしれませんが、

 

このアドラーの教えが、世界中の人たちの心に刺さっているのは、

そんな普通の事が、実は出来ていないということに気付かせてくれ、

 

普通になる方法が、分かりやすくまとめられているからこそ

この書籍が世界的にベストセラーになっているのだと思いました。

 

おすすめの1冊です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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