未来は今日から変えられる──通勤中に聞いて、思わずメモした4つの言葉が気づかせてくれたこと
12月に入り、朝の空気がぐっと冷たくなってきました。
よく行く雑貨屋さんに売っている季節の置物が、
お正月のものになっていたりするのを見ると
「あぁ、今年ももう終わるんだな」としみじみ感じています。
会社の中も年末に向けて少しずつ慌ただしくなり、
やることが一気に押し寄せてくるような毎日です。
そんな中で最近、
自分の中に“意識している言葉”がいくつかあることに、ふと気がつきました。
私は車通勤なのですが、
行き帰りはだいたいビジネス系の音声を流していて、
その中で聞いた言葉が心に残ることがあります。
それをメモする習慣がいつの間にかできていて、
気づけば4つのフレーズをずっと意識するようになっていました。
① 武器は歩いてきた道に落ちている
この言葉を聞いた瞬間、妙にストンと心に落ちました。
歳を重ねると「自分には何が足りないんだろう」と考えることが増えます。
もっと知識があれば、もっと経験があれば、もっと能力があれば
と、足りないものばかり目についてしまいます。
でも実際は、
これまでの仕事や経験、人との関わりのなかに
すでに“使えるもの”がちゃんと落ちているんですよね。
過去にぶつかった壁も、悩んだ時間も、
全部いまの自分の土台になっているのだと。。。
家でも会社でも、何か問題が起きるたびに
「そういえば昔も似たことあったな」と思い出しながら対処している自分がいます。
“いまの自分のままでも戦える”
そう思わせてくれる、すごく好きな言葉です。
② 今やり直せ、未来を
この言葉は、ここ最近特に意識しています。
年齢的にも役職的にも、「もう後から巻き返すのは難しい」と
どこかで思いこんでいる自分がいました。
でも本当は、直したいのは“過去”ではなく“未来”なんですよね。
今日の行動を変えれば、半年後も一年後も違う景色になる。
頭では分かっていたけれど、どこかで「また今度でいいか」と
先延ばしにしてしまうことは多いです。
ただ、この言葉に触れてからは
「いや、未来をやり直すのは今日しかないぞ」と自分に言い聞かせるようになりました。
AIの勉強を続けているのも、まさにこの感覚が根っこにあります。
未来の自分が少しでも楽になれるように、今日できることを積み上げていく。
そんな意識を持てるようになりました。
③ 人は何者にもなれる、いつからでも
若いころは当たり前のように信じていたことなのに、
社会人になってからはだんだん忘れてしまいがちな言葉です。
立場や責任が増えるにつれて、
自分が選べる道が狭くなっていくような気がしていた時期もあります。
でも最近は、
「いや、本当はいつからだって変われる」と思えるようになってきました。
AIに向き合い始めたのも40代の後半になってからですが、
遅かったとはまったく感じていません。
むしろ、これから何にでもなれる可能性が広がったような気さえしています。
仕事の仕方も、考え方も、習慣も、変えようと思えばいつでも変えられる。
この言葉は、そのことを穏やかに思い出させてくれる、大事なフレーズです。
④ 能力の差は小さい。努力の差は大きい。継続の差はとても大きい。習慣の差は一番大きい。
これは、言われてみれば本当にその通りだと思います。
能力なんて、最初は誰もそんなに大きな違いはありません。
でも努力を続ける人と、途中でやめてしまう人では差がつく。
さらに継続できる人はもっと差がつく。
そしてそれが“習慣”になった人は、人生ごと変わっていく。
会社の仕事でも、AIの勉強でも、家族との過ごし方でも、
結局すべては“日々の積み重ね”。
派手な行動より、淡々と続ける行動が一番強い。
この言葉は、自分の背筋を伸ばしてくれるような感覚があります。
■4つの言葉から感じたこと
こうして改めて振り返ってみると、この4つの言葉に共通しているのは
「未来は今日から変えられる」
というメッセージだと思っています。
何か特別な才能が必要なわけでもなく、
大きな決断をしなければいけないわけでもない。
少しの気づきと、小さな行動の積み重ねだけで未来は確実に変わっていく。
そしてその材料は、すでに自分の中にちゃんとある。
年末が近づくこのタイミングで、
改めて自分の軸を整えるきっかけをもらったような気がします。
■おわりに
今年も残りわずかになりましたが、まだ“変われる余白”は十分にあります。
ゆっくりでも大丈夫。
たとえ苦手なことであっても、続けていけば必ず前に進みます。
そして私は、そのことを信じてこれからも学び、挑戦し続けたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。