影響力の武器②
今回は前回に引き続き、
『影響力の武器』についてのお話です。
前回は6つの法則のうち、
①返報性
について触れさせて頂きました。
返報性＝”恩返し”
というお話でした。
今回は②③について触れたいと思います。
※②～⑥の予定でしたが、
思ったよりボリュームあったので、、、。
②一貫性
です。
ざっくり言うと、
「ここまで来たんだから、もう引き返せない」
ということ。
例えば、友人と大阪から
東京ディズニーランドに車で行くとします。
500km以上あって、結構な距離になります。
最初は楽しく、ワイワイしていた車内でしたが、
神奈川県横浜市あたりまで来た時に、
「しんどくない？」
「帰りとかマジ無理だし！」
みたいな会話ありそうな気配、、、。
あと90分くらい走ればディズニーランドに到着、、、。
前日の22時に出発して、休み休み
7時間かけてここまで来た。。。
という状況で、
「よし！大阪に引き返そう！！！」
とは、、、
ならないんですよね！
極端な例ですが、そういう事です。
仕事でもプライベートでも、
”目標”に向かって、行動を起こし、
自分なりに頑張って、苦労もした。
そういった状況だと、
ここまで来たんだから、、、。
しんどいけど、最後までやりきろう！！
となるそうです。
ただ、この一貫性を悪用するケースがあります。
例えば、自動車販売店でこんなケースがあったそうです。
Aさんは人気のハイエースを買おうと
中古車販売店を何店舗も回っていました。
すると販売店Bは、
他に比べて3割くらい安かったそうです。
なんでも期間限定の大幅割引セール中と
ポスターやのぼり旗が出ていました。
中古車で3割引きと言えど、
ハイエースなので、それなりに値が張ります。
でもAさんは、
さんざん探し回って、やっと見つけた車。
店員さんとも話をして
「買います！！」となりました。
いざ契約手続きに進むと
Aさんを担当している店員Cさんに、
店員Dさんが何やら耳打ちをしています。。。
するとCさんから
「A様、申し訳ありません。
ハイエースとSUVは、割引セールが
先週までだったようで、、、
完全に私の勘違いでした」
Ａさんは「えっ！？」となりますが、
すかさずＣさんが、
「割引はなくなってしまうのですが、
それでも他店舗さんと変わらないので、、、」
と。
Aさんはどうしたか？
というと
契約をしました。
この店でハイエースを買うと決めてしまっていたので、
ある意味、
「まぁ割引ないのは残念だけど、他より高いわけではないし。。。
買う気満々だったし、、、」
となったそうです。
こんな話あるの？？？
って思われるかもしれませんが、
実際に、こういった話って結構あるそうです。
一貫性の原理。。。
悪い方に働くと、、、。
怖いですね。。。
続いて③社会的証明です。
これは簡単に言うと、
「みんながそうしてるよ」です。
例えば、
・当店の人気No.1はこちら
何ていうのもそれにあたります。
みんなが選んでるならいいに違いない！
という思考になるそうです。
だからその商品はNo.1になる。
皆さまも見聞きしたことがないでしょうか？
今日発売日なのに、
絶賛発売中！！って、、、。
さっき発売したばかりなのに、
絶賛って、、、。
でもそのワードを見ると
思わず手が伸びてしまう、、、。
またキノコ狩りに出かけて、
みんながシイタケを取っているのに、
自分だけ、見たこともないピンクのキノコを、、、
取らないですよね。
翌朝、自分だけがとんでもないことになるかも、、、
という不安に駆られるかもですもんね。
映画であれば、
「全米が誰も泣かなかった」
「全米45位！」
という映画。
観たいと思いますか？
別の意味で観たい気もしますが(^^♪
だから
「全米が泣いた！」
「全米No.1！」
と唱っている訳ですね。
みんなが観るから(^^♪
全米No.1は歴代だったり、
週間のランキングなので、
ある意味で本当かもしれませんが、
全米が泣いた！
に関しては、怪しいですが、
みんなが泣いてしまうくらい
感動的なストーリーなんだ！
って思ってしまいますよね。
みんながやっているから、
みんながそう言っているから
これも何気に強力な法則ですね♪
次回で『影響力の武器』は完結です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
